埼玉県狭山市で中庭のある小さなエコハウス
中庭のある太陽熱利用の小振りなエコハウス
設計ポイント
約34坪の住まいの真ん中に6畳分の中庭を計画し、リビングキッチン、和室、寝室、玄関はこの中庭を中心に配置されています。木のデッキを貼ったこの中庭は住まいに光、風を取り込み、晴れの日には外のリビングになり、雨や雪の日は住まいの中からからヒメシャラの木に落ちる雨や雪を見て楽しみます。毎日の暮らしがこの中庭を中心に繰り返され、春夏秋冬四季の移り変わりを暮らしの身近かに感じながら暮らすことができます。内装には自然素材を使い、住まい全体が自然の状態で呼吸して室内の湿度を調節するように計画しています。
太陽熱を利用して、屋根の真空貯湯管で温めたお湯を補助ボイラーとしての石油給湯機に送り、お風呂、洗面所、台所に給湯しています。屋根の真空貯湯管は、2重に作った屋根の一部に落とし込んで、できるだけ屋根と一体に見えるようにデザインしています。
裏の雑木林を借景にして野山の里にある住まいをイメージし、境界をあまり意識しないで、オープンなエクステリアを計画しています。前庭の外構は廃材の線路の枕木や小石を敷き並べ雨水を大地に戻すように配慮しています。
■掲載誌
新しい住まいの設計
施工概要
- 所在地
- 埼玉県狭山市
- 敷地面積
- 70.13坪 (231.83m2)
- 床面積
-
1F:
29.77坪(98.61m²)
2F: 4.05坪(13.42m²)
- 延床面積
- 33.82坪(112.03m²)
- 設計者
- 光設計
- 施工
- 水村工務店