道路側を平屋のようにして奥行き感のあるデザインにしています。
深い庇のラインで水平線を強調して、モダンな和のデザインの外観になっています。
横浜市で昔ながらの和の雰囲気が漂う 和風モダン住宅
呼吸する住まいと和モダンが調和した木の家
設計ポイント
内野さんの住まいは和のテイストを随所に取り入れた住まいです。昔ながらの畳の続き間、中庭の枯れ山水のしつらえ、玄関ホールの祠床のような開口部、欄間や地窓、引き戸などを中心に計画しています。昔の住まいにあった仏壇の建具などもリビングのカウンターの収納扉に再利用したりしています。呼吸する住まいの新しい感覚と昔ながらの和の感覚がうまく合わさって、落ち着いたモダン和風の住まいになっています。
■掲載誌
・新建新聞社 「住まいの手引き2007」
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外観
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和室の続き間最近は和室2つの続き間を計画することは少なくなりましたが、広くも狭くも使える続き間の融通性は今の家づくりでもとても魅力的です。続き間の良さ...もう一度見直したいものです。
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玄関ホール少し広めの玄関ホール。
祠床のような丸い開口部から中庭のしつらえが見えるようになっています。 -
南側に面したリビング構造の梁を出した勾配天井。間近に新幹線の高架あるため、南側の窓をあえて小さくとり、トップライトと反対側の中庭から光を取り込んでいます。既存の食器棚もサイズも合わせて作り付けの家具の中に組み込んでいます。
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古い建具昔の仏壇の細かい細工のガラス格子戸を再利用しています。
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古い建具以前の住宅にあった古い建具をカウンター収納の扉に再利用しています。
施工概要
- 所在地
- 横浜市:内野HOUSE
- 構造・工法
- 木造軸組工法
- 規模
- 木造2階建て
- 敷地面積
- 117.69坪 (389.06m2)
- 延床面積
- 46.5坪(154.03m²)
- 設計者
- 光設計
- 施工
- 宗建築(世田谷区)