埼玉県所沢市で中庭を囲む楽しい二世帯住宅
4世帯それぞれの家族が仲良く暮らせる2世帯住宅
設計ポイント
親世帯夫婦+祖父、子世帯夫婦+子供たちの4世代7人家族が住まう2世帯住宅です。両世帯は玄関も別々の完全分離ですが、中庭を通して互いの気配を感じることができ、また中庭と広縁を通じて行き来ができるように計画しています。祖父の部屋は家族の行き交う広縁に面し、中庭のおかげで日当たりもよく、南北に風が通り抜ける、静かで気持ちの良い部屋になっています。4世代それぞれの家族が気持ちよく、仲良く暮らせる楽しい2世帯住宅になっています。
■掲載誌
・2006年ニューハウス出版「ニューハウス10月号」
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外観横の屋根のラインで落ち着いた外観になっています。屋根に設置した太陽熱ソーラーシステムでつくったお湯を利用しながらエコロジーな住まいになっています。
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子世帯のお風呂子世帯のお風呂は坪庭に面しています。天井・壁はカナダ杉。露天風呂のような感じでバスタイムを楽しめます。
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子世帯キッチン対面式のオープンキッチンです。吊戸棚をなしにしてリビングとの一体感を強調しています。
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子世帯リビング構造の梁を表しにしています。天井はくりこま杉。一部南側を勾配天井にしてトップライトからやさしい光が射し込んでいます。
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子世帯家事コーナ−キッチン横の家事コーナーです。学校のプリントやメモなどをピンでとめることもできます。PC用のインターネットのLAN配線もきています。
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親世帯リビング親世帯の方は加齢に考慮してバリアフリーで8畳の茶の間とつながるリビングです。こちらも構造の梁を表しにしています。
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親世帯洗面所愛媛県の砥部焼きの陶器のボウルをセットしたオリジナルの洗面台です。建築主さんが旅先で見つけて購入したものを使っています。
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中庭中庭は両世帯の共有エリアです。2つの世帯をつなぐ役割と、光や風を取り込む役目を果たしています。また。各世帯から出る音が向こう側に直接伝わるのを防いでいます。子世帯のリビングから見た中庭です。ひめしゃらの緑の葉を通して向こう側に親世帯のリビングが見えます。
施工概要
- 所在地
- 所沢市:当麻HOUSE
- 竣工
- (有)当麻工務店
- 構造材
- 木造2階建て軸組工法
- 敷地面積
- 151.25坪 (500.00m2)
- 延床面積
- 88.70坪(293.81m²)
- 施工
- 2006年2月