埼玉県狭山市の郊外で四季の移り変わりを楽しみながら暮らす木の家
太陽光と雨水の省エネ住宅
設計ポイント
狭山市の郊外、畑や田園の広がる中の敷地です。屋根に載せた太陽熱ソーラーシステムでお湯をつくり、家中のお湯と床暖房に利用しています。また雨水を2トンのタンク溜めてトイレの流し水や植木の水やり、洗車に利用している省エネ・エコハウスです。
建物は中庭のデッキテラスを囲むように配置して、光と風を取り込むように計画しています。デッキテラスに面していつも家族が集まるリビングを配置して、屋根につけた2つのトップライトからも光を取り入れるようにしています。デッキテラスをはさんで、リビングの向こう側に客間としての茶室があります。リビングの南側にはひろいデッキをはったバルコニーを計画しています。天気のよい日はリビングのドアをあけるとリビングとバルコニーが一体になり、内と外の気持ちのよい空間になります。広めの玄関ホールの3つのスリットの窓からデッキテラスのヤマボウシの緑と広がる田園風景を楽しむことができます。
春夏秋冬、四季の移り変わりを楽しみながら暮らせる住まいです。
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外観田園風景に溶け込むたたずいまいです。屋根に太陽光ソーラーシステムを載せています。
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玄関ホールのスリット窓田園風景を絵のように切り取る玄関ホールの3つのスリット窓です。
玄関ホールに光を呼び込んでいます。 -
トップライトのあるリビング勾配天井の開放的なリビングです。天井のシーリングファンで温度差が小さくなるように計画しています。
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茶室水屋茶室前の屋久杉の作り付けの水屋です。
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坪庭のあるお風呂南の光がたっぷり入るバスコート。
露天風呂のような雰囲気でバスタイムを楽しむことができます。 -
雨水利用データ2011年の雨水利用のカレンダー。
冬場の半年しかデータをとっていませんが、約36%の日を雨水でトイレを流すことができています。
施工概要
- 所在地
- 埼玉県狭山市
- 竣工
- 2010年5月
- 構造・工法
- 木造2階建て軸組工法
- 敷地面積
- 32.45坪 (107.27m2)
- 延床面積
- 43.13坪(142.86m²)
- 設計者
- 光設計