インターネットで建築家を探すうちに「誠実な人柄が滲み出ている顔」(奥様)の光設計の栗原さんに出会った。
家ができた後も長くお付き合いする建築家は、人柄を重視したかったことと、「自然素材で光と風」というコンセプトに共感できた(ご主人)ことが決め手になって事務所に電話をしました。両親は建築家との家づくりに前向きではなかったが、はじめてお会いしてお話をするうちにすっかり安心して、家族全員の意見が一致、設計をお願いしました。
中庭近くの日当たりの良い場所に祖父の部屋を配置した案に、中庭に面しているとはいえ北側の祖父の部屋に本当に光が入るかという私たちの心配に、栗原さんは冬至の日の太陽の位置と屋根の勾配の関係を図解して説明をしてくれました。その説明のとおり、完成した住まいの中庭を通して光と風があふれた気持ちの良い2世帯住宅になっています。家にいることがこんなに気持ちのよいものだとは知りませんでした。泊まりがけで出かけることも少なくなり、2世帯仲良く、快適に暮らしています。