04 柱 桧4寸角
柱・土台などの構造材
構造材にはきちんと必要なコストをかけて
土台と柱は標準で国産材の無垢の桧4寸角を使用しています。3.5寸角と比較して0.5寸(1.5cm)の違いなのですが3mの柱の体積に換算すると3.5寸(10.5cm)角なら330,750㎤ですが4寸(12cm)角なら432,000㎤、その体積差は約1.3倍になります。柱の3.5寸角と4寸角のこの違いは実際には見た目以上の大きな差になります。土台や柱は取り替えることは不可能なので、構造材や断熱材にはきちんと必要なコストをかけるのがいいと思っています。
土台と柱の接合部分にはビス止めのホールダウン金物、梁などとの接合部分には特殊なゴム座金を使い、木痩せによるボルトの緩みが出ないように配慮しています。
1階の床を支える床束には鋼製床束を標準で使用しています。取り扱い易いプラスチックの床束が一般的なのですが、経年劣化が気になりますので亜鉛メッキ処理をした鋼製束を標準にしています。
ビス止めのホールダウン金物。ボルト止めのホールダウン金物に比べて柱の断面欠損が少ないので柱の強度が確保されます。
ゴム付き座金です。ゴムの圧縮力により木痩せに追従しますので木痩せ対策として使用しています。
梁の接合に使っている状態です。
梁と柱の接合に使っている状態です。爪のところまでゴムを圧縮しています。1〜2mmくらいまでの木痩せにはゴムの復元力でボルトの緩みをカバーします。
スチール束の現場
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