06 可変調湿気密シート

可変調湿気密シート

省エネルギーの観点から住宅の気密性が求められるようになっています。気密性を高くすることにより、室内の暖気や冷気が屋外へ移動するのを防ぐことができ省エネルギーにつながるからです。また室内の余分な湿気から柱や断熱材などを守ります。しかし、気密性を高くすると吸放湿ができなくなり、呼吸する住まいとはかけ離れた家になっていまいます。

そんな矛盾を解決してくれるのが、透湿と気密を同時に確保できる最先端の特殊気密フィルムの可変調湿気密シートです。可変調湿気密シート・タイベックスマートは湿度が問題になる日本の住宅用の気密シートとしてデユポン社が開発した製品です。

関東地方など温暖な地域では、通常の気密シートを使うと、夏に高温多湿な外気が空調された室内の空気に触れて壁の中で結露をするという「夏型結露」が発生しやすくなります。

この調湿気密シートを使うと吸放湿をして夏型結露のリスクを減らすことができます。光設計が使用しているウールブレスやセルロースファイバーなど自然素材系の断熱材の吸放湿をするという機能を生かしてくれるのがこの調湿気密シートです。


ザバーン

調湿気密シートを施工中の現場の様子。羊毛の断熱材ウールブレスの室内側に調湿気密シートを貼っている。


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