光設計の「呼吸する住まい」定番素材（その15）

■ブルムの引き出し用レール

ブルムの引き出しレールを使うと、写真のように引き出しの箱が奥まで全開します。普通のレールですと、奥5ｃｍくらいは残ってしまいます。また引き出しの横にレールが見えませんので、ご覧のようにすっきりとした引き出しになります。

光設計では玄関の下足入れ、リビングのカウンター収納、キッチンの食器棚、トイレの収納、洗面台などはほとんど作り付けにしています。当初の工事費はその分高くはなりますが、あとで収納が部屋にあふれてきません。最初からしまうものを考えて収納を計画できますので、部屋をひろびろと使えることにつながります。デザインも住まいの雰囲気に合わせられますので、住まい全体がすっきりとした感じにもなります。収納の箱そのものは大工さんの工事、引き出しや扉などは建具屋さんの工事範囲にすることが多いです。引き出しのレールでいつも使っているのがこのブルムの引き出し用レールです。このレールを使うと引き出しが全開しますので、奥のものも取り出しやすくなります。引き出しの横にもレールが見えませんので、木製の引き出しがシンプルに見えます。また閉まるときに自然にスーと引き込まれるようになっていますので引き出す、仕舞うがとても快適です。
このブルムはオーストリアの会社の製品で日本代理店はデニカ（株）です。

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“光設計の「呼吸する住まい」定番素材（その15）” への4件のフィードバック

1. 日野の西村です より:

   2005年8月10日 1:00 AM

   栗原さん、お久しぶりです。
   紹介されているレールですが、ホントに使い心地が最高です。
   家ができあがるまでは、「レールが使われて、こんなにスムーズな
   動きで引き出しが動く」なんて思っていませんでした。

   「大工仕事で造ります」とお聞きしていたので、正に「木だけで、普通に
   引き出しができていて、全部引き出すとそのまま抜ける」とか、そんな
   イメージでした。
   ところが・・・触ってみたら、この気持ちいいこと！
   工務店さん曰く「なんせ、この家の引き出しの金具だけで２０万円し
   ましたからね」。
   「に、２０万円ですか!!」と驚きましたが、家が出来上がってから
   ビビッても意味がなく・・・。

   引き出しのお話で、「毎日使う部分の使い心地がいい」と、本当に快適
   なんだよなぁ・・・とあらためて感じています。

2. kokyu-ie より:

   2005年8月10日 7:57 AM

   西村さん、コメントありがとうございます。この夏はデッキテラスが活躍しているのではないでしょうか。ブルムが20万円はちょっとオーバーですが、普通のレールに比べたら1.5〜2倍くらいはします。何でもそうですが、いいものはそれなりの値段はします。光設計の設計監理料もそれなりだと思います。（笑）

3. kk ｆｒｏｍＡＲＡＫＡＷＡ より:

   2005年8月14日 11:30 AM

   う〜〜ん、ちょっと羨ましいかも。
   我が家のは残り５センチが出ません。。。毎日使うところなので、ン万円はイタシカタナイでしょう。
   色々便利なのがありますね〜　　　頭に入れておきま〜す。　いざ！

4. kokyu-ie より:

   2005年8月14日 5:55 PM

   ARAKAWAさん、コメントありがとうございます。ブルムのレールを知ったのは約4年前です。いろいろいいものがあるのですが、欲しい情報はアンテナを張っていないと手に入りません。反対に要らない迷惑情報は勝手にどんどん入ってきます。便利なようで不便な世の中です。でも、できるだけいい情報を手に入れて、呼吸する住まいをすこしづつ進化（？）させていきたいと思っています。