祖母の彫った思い出の鎌倉彫りのお盆で欄間をつくる
目黒区で工事中のS-HOUSEでは亡くなった祖母が遺してくれたたくさんの鎌倉彫りのお盆で欄間をつくる計画にしています。
祖母が趣味で先生に習いながら彫ったたくさんのお盆があり、それを新しい住まいのどこかに生かせないかというSさんご家族のご希望があり、当初のプレゼンのときから和室の欄間にする案を提案していました。
ただ壁面に飾るだけではなくて、建物を構成する部材の一部にすることにより新しい家に祖母の思い出の場所ができることになるのではと思っています。
現場で全部のお盆を並べて、絵柄や色を確認しながら使うお盆の組み合わせと場所をご家族と相談をしました。みんなで相談しながら組み合わせも決まりましたので、これから現場では大工さんと建具屋さんで、18枚のお盆を使って、2カ所に欄間を作ります。
祖母の作品を生かした世界にひとつの欄間になります。きっと祖母も天国から見て喜んでくれると思います。
完成しましたら写真をアップしたいと思いますので楽しみにしていてください。
祖母が彫ったたくさんの鎌倉彫りのお盆です。
花の模様を合わせたり、色味を合わせたりしながら使う組み合わせを相談中です。